おトク研究所 高速道路をおトクに走る

おトク研究所 設立趣意書

今回のおトク研究所のテーマは自動車。
自動車での家族旅行の魅力は、なんと言っても自由度の高さ。車での旅行には外せない高速道路について考えてみたいと思います。

高速道路のおトクな割引

ETC割引

高速道路の割引は、電車ほど選択肢はありませんがETCを利用することでいくつかの割引が受けられます。
基本的に高速道路の割引はETCの利用が前提となるので、レンタカーを利用される方もETCカードを利用することをオススメします。

意外な盲点
クレジットカードを発行する際にETCカードは無料で作れるイメージですが、年会費無料のクレジットカードの場合、発行手数料がかかる場合があります。(例:楽天カードは540円)

話を戻して、上国への家族旅行で利用できるETC割引は、大きく分けて次の2種類。

事前登録不要の休日割引(土・日・祝の終日 約30%OFF)
事前登録必要な「里山と日本海 中越サマーフリーパス」

休日割引は週末か祝日にETCで利用すればそのまま適用されるので、車にカードをセットすればOKと非常に簡単に利用できる割引です。

一方、「里山と日本海 中越サマーフリーパス」は普通車往復9,000円と一見おトクに感じてしまいますが、注意が必要。
平成27年7月1〜8月6日と8月18日〜9月15日の期間のうち連続する最大3日間(日帰り、2日間でもOK)と利用期間の制限がある上、首都圏─上国間のみの利用では赤字になってしまう区間があります。

しかも、事前登録の入力フォームは非常に手間がかかるのに、ETC平日利用の練馬─塩沢石打間は4,510円なので往復でわずか20円の差と、なんとも微妙な割引なので、おトク研究所としてはおトクではない割引という結論です。

ETCマイレージ

ETCカードを持っているなら登録しておきましょう。
ETCマイレージは1回のご利用ごとに10円につき1ポイント。ポイントは5000ポイントたまると自動的に還元され、無料で高速道路を利用できます。
ただし、ポイントの有効期間(還元額(無料通行分)に交換できる期間)は、ポイントが付いた年度(4月~翌3月)の翌年度末までなので期限切れには注意が必要です。
ポイントの失効期限が近い時はETCマイレージのサイトから任意のポイントで交換しましょう。ポイントの還元率は以下の表の通りです。

ポイントの交換単位 還元額(無料通行分)
1,000ポイント 500円分
3,000ポイント 2,500円分
5,000ポイント 5,000円分

高速道路のおトクな走り方

高速道路の経済速度は80km/h

バイクで高速道路を走ったことがある方は体感していることですが、スピードが上がると空気は想像以上に重いもの。
空気抵抗は速度の二乗に比例するので、100km/hで走った時はエンジン出力の半分以上を空気抵抗で失ってしまいます。

燃費性能が車選びの重要な要素になった今時の車は、おおよそ80km/h前後で燃費効率が最も良くなる様になっています。車種によって効率のいいスピードは多少前後しますが、瞬間燃費計のついている車なら空いてる区間で燃費の良いスイートスポットを探してペースをつかんでみましょう 。

次の表は速度と燃費のめやすです。

速度 燃費のめやす
80km/h 16~20km/L
100km/h 13~17km/L
120km/h 10~14km/L
140km/h 7~10km/L

80km/hのもう一つの理由

おトク研究所が80km/hにこだわるのにはもう一つ理由があります。その秘密はバスやトラックといった大型車輌。
空気抵抗が燃費改善の大きなポイントなのはすでに前項の通りです。ですので、大型車輌の後ろにつけば、風よけになってくれるので当然燃費は向上します。実際に試したところ車種にもよりますが、2000ccクラスの車で2〜3km/Lほど燃費が良くなりました。

また、大型車輌はデジタルタコグラフ(運行記録計)を装着していることが多く、ほぼ80km/hで定速走行をしています。 風よけになる上、ペースメーカーにもなってくれるというわけですね。
さらにクルーズコントロールのある車なら、楽だしおトクで利用しない手はありません。

上り坂にさしかかったら?

ひと手間かけて、ギアを一段落としましょう。
高いギアで速度を維持しようとすると必要以上にエンジンの回転数が上がってしまい燃費が悪化します。ギアを落とせない車の場合はキックダウン。
上りで使った分はアクセル踏まなくていい下りで回収。
燃費を稼ごうとニュートラル走行をするのは危険だしおトクじゃないので絶対ダメ!
今の車はアクセルオフで燃料カットされるのでニュートラルよりおトクです。(ニュートラルでは燃料カットされません)

最もスムーズに走れる車線

週末やレジャーのハイシーズンでは、意外なことに一番早いのは左車線。
左車線は離合が多く、ペースが乱れそうなイメージがありますが、合流してくる車は状況を見ながら入ってくるので実はそんなに乱れません。

道路が混んでくると、多くのドライバーは流れの速い右側の車線へ車線変更してしまいがちですが、次々と追い越し車線へ車が移動すると最も混むのは右側の車線ということになります。
特に上里SAまでの区間では、三車線合流の前までは左車線が最もスムーズに流れます。

つまり、車が出て行く数が多い左側の車線が実は最も空いているおトクな車線ということになるんです。

おトクな結論

今回のおトク研究所、 「高速道路をおトクに走る」の結論は…

ETCを利用して、左車線を大型車輌の後ろについて80km/h前後でのんびり走る、です。

練馬ICから塩沢石打ICまでの約160kmを11km/Lで走るのと、16km/Lで走るのとでは約1200円のガソリン代(140円/L)の差が出ます。往復するとガソリン代だけで実に2400円の差になります。
高速料金を現金払いではなくETCで休日利用とすると往復で2,780円の差。 あわせて5,180円のおトクです。

分かっていても見えにくい走り方とおトクの話。調べてみると意外と大きい高速道路のおトクでした。
サービスエリアやパーキングエリアのおトクの話は、また別の機会に。